2013-12-15

Logitec LAN-SMP/AND 雑感

こいつは何故か、ソフトウェアアクセスポイントが売りなみたいですが、あくまで付加機能として売れば良かったのにと思う製品です。
販売終了製品ですが、流通在庫があると思います。

※掲載の画像の一部情報は、処理してあります。

セットアップは、ドライバーCDからセットアップして、その後USB端末を挿すだけです。

まずは、クライアント機能から

普通のUSBクライアントとして見ると、接続ツールが良いですね。
AP一覧で掴めるAPが出てきます。
電波の強さはパーセント表示ですが、dBm表示にも出来ます。(強度は取得時のもの)
APをリストから選んで、接続ボタンを押すとキーの入力を求められます。
入力すると接続されます。

ただし、これでは一度だけでキーを記憶してくれないので、プロファイル追加をします。
AP一覧からでも、プロファイルからでも基本は一緒です。
WPSの場合も、プロファイル追加しないと自動接続になってくれません。
キー自体は保持されているので、WPS画面からプロファイル作成をする。

普通の人には無駄な設定やステータス表示。
こちらのステータスグラフは、ほぼリアルタイムなので調査には便利です。
地味にスループットグラフは便利かと。


さて、肝心のソフトウェアAPです。

タスクバーにある、アンテナのアイコンからAPモードを選択
ソフトウェアAPに関しては、WindowsのICS(インターネット接続の共有)を利用するので、正直こちらの安定性になりそうです。
無線LANインターフェース部分は、ツールがやりますが、DHCPとかルーティングはICS任せです。

複数インターフェースがある場合、選択できます。(コマンドプロンプト画面も裏で表示します)
ICSが自動的に有効になります。

特段問題なければ、APモードに移行します。
設定タブの画面ではSSID変更やチャンネルが選べます。
ビーコン時間や電波出力、クライアント間の転送許可禁止、SSID非公開、帯域40MHzを使うかどうか等、機能としては良い感じです。

接続は、初期でオープンになっているので、要注意です。
設定タブのセキュリティ設定で変更できます。
例えば、WEPの場合 認証方式:オープン 暗号化:WEPを選択して下の段のWEPキーに入力する。

選べる認証方式と暗号化
認証方式:オープン 暗号化:なし・WEP
認証方式:シェアド 暗号化:WEP
認証方式:WPA-PSK 暗号化:TKIP・AES
認証方式:WPA2-PSK 暗号化:TKIP・AES・両方
認証方式:WPA-PSK/WPA2-PSK 暗号化:TKIP・AES

こちらも機能としては、十分かと。
ただ、マルチSSIDは無いので、接続機器が持っている方式を選ぶことになります。

アクセスコントロールはMACアドレスのみです。
利用するなら、一覧から許可か不可しか無いので、リストのみ許可の運用になると思います。

MACアドレステーブルには、接続中端末がリストされます。
こちらもステータスで、接続モードが確認できます。(判る人にしかなんですけど)
リストアップのみで、切断させるとかIPアドレスが判るとかはありません。

CPUやメモリの少ないXP(XPって役割的にそうなりますけど)だと、長時間運用すると裏でICSが落ちてしまう様で、電波は掴んでいるのに、流れないと言う自体に。
パソコンそのものを再起動すると治りますが、根本的には対応できないので、再発します。
これは環境によるところもあるので、全てとは言いません。

電波の強さ自体はUSB端末ですので、実際のルーターには負けますが、スマホのテザリング程度の電波強度はあると思います。
一応、WifiAnalyzerでUSBから1.5m程度離れて、値計測してみました。
他の家のSSIDが表示されので、切り取ってます。(赤い線は別のAPです。)

APモードからクライアントモードへ移行する際にはICSが無効化されます。
また、ドライバーのアンインストール時にも(動いてれば)無効化されます。
ICSを手動設定している場合、ご注意を。

ICS使うんで、Windows7以降なら標準のSoftAPで良いように思いますが、暗号化選べたりするのでこれはこれで有りかと。

0 コメント:

コメントを投稿